ボランティアは出会いと広がり

嶺井さくら 教諭(H16~20年度佐敷中学校在)
 佐敷中学校に勤務して5年、ボランティア委員会を担当することになり4年。そして、県社協のボランティア活動推進校の指定を受けて3年。1年1年が本当に、私自身の成長の年でした。初めて担当となった年は、「ボランティア?」と悩み、子どもたちに「どんな活動をさせようか」と考えていました。しかし、子どもたちと活動内容の企画や運営方法を一緒に考えていくなかで、子どもたちのアイデアの斬新さや、その行動力に圧倒され、私自身が学ぶことの方が多いのだと気づかされました。そして、いつしか子どもたち自身が後輩に活動の面白さを伝え、自然に仲間を増やしていくことができるようになり、今の佐敷中学校のボランティア委員会があります。なかには、高校へ進学しても地域の中で活躍する子や将来の夢につながる活動をしている子もいます。
 きっかけは、県内の様々なNPOを知り、まずは話し合うことから始まりました。地域の社会福祉協議会の方にもコーディネイトしていただいて様々な活動の幅がひろがりました。学校の現状を把握して活動計画を一緒に立てていただき、子どもたちは学校の教師以外の「先生」から多くを学んだと思います。しかし、活動内容の企画や運営方法を考えていく中で、多くの人と出会い、交流することで私が変われたこれらの活動を子どもたちと共にさらに広げていきたいと思っています。