「おいしい豆腐見つけたよ!」と、エコショップ『えころん』のむっちゃんから声がかかった。「丸富」さんという沖縄の豆腐やさんで、国産大粒大豆、粟国の塩とその天然にがり、浄活性水でつくっているそうだ。鍋や型箱なども全て衛生的で人体に害のないステンレス製品を使用しているらしい。さっそく注文してみた。
チャンプルー向きのしっかりした「もめん豆腐」、柔らかさと汁の甘みがある「ゆし豆腐」。うちなーの家庭料理には欠かせないこんな定番はもちろん、「ざる豆腐」「おぼろ豆腐」「豆乳」「おから」まである。なかでも、おぼろ豆腐は丸富さんオリジナルで、県産アーサが入っている。茶碗むしのようななめらかさ、のどごしの良さが評判だ。
丸富さんによると、輸入大豆は採油用に品種改良されていてタンパク質が少なく、防虫剤をかけているなどの理由から一切使用していないそうだ。大豆の調理法も、土壌菌を除くため良く洗浄してしっかりと煮込む。だから市販の豆腐よりも日持ちがとても良い。
「えころん」でゆんたくしているお客さんたちに聞いてみた。「とにかくそのままでおいしいから、冬は湯豆腐、それ以外は冷奴。そのまま味わうのが一番」と皆さん意見が一致。また、水を入れずに冷蔵庫で保存して「4〜5日はもつ」「1週間は大丈夫」などの話も出た。
スーパーにも「国産大豆」「遺伝子組換え大豆不使用」「天然にがり」などの表示がある豆腐もあるけど、作っている人の顔も想いも分かる豆腐を、同じ地域で暮らす人どうしが買うっていいなと思う。金曜の夜、丸富さんの豆腐を食べながら、「○○さんちも今ごろ豆腐で晩ごはんかな」なんて思ったり…。あったかい気持ちになった。