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今年6月に締結した「沖縄県内社協災害時相互応援協定」に基づき配置された災害ボランティアセンター応援担当職員を対象に研修会を実施しました。
今回の研修では、31社協より48名の担当職員が以下のプログラムにより災害時における社協支援のあり方を学び、お互いに話し合いながら考えました。
プログラム1 講義 |
災害時の社協の果たす役割と災害ボランティアセンター |
講師 コミュニティ・エンパワメント・オフィス・FEEL Do 代表 桑原英文氏 |
プログラム2 説明 |
沖縄県内社協災害時相互応援協定について | 説明 県社協 地域福祉部長 高良正樹 |
プログラム3 グループワーク |
災害救援活動を行うかどうかの判断に必要な被害状況・ニーズをどうキャッチするか |
ファシリテーター 一般社団法人 Wellbe Design 理事長 篠原 辰二 氏 一般社団法人 コミュニティ・4・ チルドレン 菅原 清香 氏 |
参加した職員からは研修をとおして以下のような学びがあったと報告がありました。
【~参加者アンケートより~】
・災害時の支援活動の基本・目的、社協が災害ボラセンを設置する意義などが理解できた。
・被災時の社協としての対応と、応援協定の内容について理解できた。
・ワークでは、平時に決めておかなければならないことが、自分の組織ではまだ決められて
いない事を実感。やはり、組織全体で取り組むことの必要性を感じた。
・発災時の情報収集先について、家族や他の職員も含めて考えることを学んだ。
・他の市町村社協の連絡体制や、災害時に何を準備したら良いかなど多くのことが学べた。
また、「災害ボランティアセンター運営の知識と技術を身に付けたい」、「災害ボランティアセンターの指揮・管理はセンター長(社協事務局長、次長、課長など)を中心に運営されると思うので、センター長の役割についての研修も必要」という継続した研修への要望とともに、協定に関して「救援活動に必要な資機材の整備」や「応援の内容」、「市町村社協における災害時対応マニュアル策定の状況」などに関する質問も寄せられています。
本会としては、「県内社協災害時相互応援協定」を形骸化させることなく、災害時に協定が活かされるよう、今後も研修等を開催しながら社協職員のスキルアップを図るとともに、各社協と共通認識を深めていきたいと思います。