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『お友だちの勉強のお手伝い 』それでいいのかな?
授業中、プリントが早く終わった子が、まだ問題を解いている子のサポートをしていることがありますね。クラスメートへの学習支援の一つのかたちですし、とてもいいことだと思います。
でも、よく見ると答えを教えているだけだったりします。これでは、クラスの中の学力格差が広がるばかりです。実は、答えを教えるだけという行為は、他の人の学ぶ機会を取り上げてしまうことになるのです。
「教える」ということは、答えややり方を教えるのではないのです。本人がつまずいた箇所にたちかえって「何が分からないか知る」ことから始まり、自分でつまずきの石をとることができるようサポートすることなのです。つまずいている本人の「わかるようになりたい!」という気持ちが「わかった!」という瞬間につながるお手伝いです。自分の勉強もお友達のお手伝いも、「学ぶ」「教える」基本を理解すると今までとは違った気持ちで「勉強」に取組むことができます。