ちょっと考えてみよう

ボランティアと人権 
ボランティア活動をするとき、自分が自分のことを大切に思っているかどうかはとても大切なことだと思います。相手が安心・自信・自由な気持ちでいるだろうか、自分が安心・自信・自由な気持ちでいるだろうか…。ボランティア活動をこんなふうにふりかえってみると、自分と相手の両方を尊重していけます。
 「人権教育」というと、お友だちの人権を大事に!であったり、障がいのある人の人権というテーマだったり、貧困の問題を抱える国の子ども達の人権についてであったり…。それはとても大切なことなんだけど、子どもたちは「自分以外の誰かの人権」について学ぶことがほとんどで、自分と人権についてストレートに学ぶ機会がないのです。
 CAPプログラムでは、まずは自分自身を大切にすることを学びます。そして、周囲の友だちを大切にする力も自分の中にあることに気付くのです。まずは自分自身の人権から子どもたちに手渡してあげたいと思っています。