プログラムの一場面 

まるごとウマ体験ワークショップ 
乗馬だけが馬遊びではありません! 馬糞の掃除からブラシがけ、ヒヅメの手入れなどのお世話も、子供達にとっては楽しい遊び。乗せてもらう前に一通りの世話をして、まずは馬と友達になるのが馬広場流です。
お世話の後は、早く馬に乗りたがる子ども達に「まだまだ」と言いながら、馬を引いて一緒に歩いたり、走ったり。これが最初は絶対にうまくいきません。自分より大きな動物ですから、力では絶対に動かせないのです。大きく、もの言わぬ動物に、どうやって自分の意志を伝えるか。どうすれば言うことを聞いてくれるのか。子ども達は世話や乗馬を通じて、こうした課題を一つ一つクリアしていきます。
 この言語を超えたコミュニケーション能力を養うことが、ワークショップの目的の一つです。馬は人の心を敏感に感じる動物ですから、真剣に心からの意志をぶつければ必ず応えてくれます。こうした訓練を重ね、子ども達はやがて人とのコミュニケーションも覚えていくのです。