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沖縄福祉教育研究会代表 比嘉信子さん
私達は、お年寄りや障がいを持つ人など全ての人が安全で安心して暮らせる町を実現するため、障がい当事者による福祉講話や車椅子及びアイマスク体験、バリアフリーマップ作成等の体験活動を通して、思いやりの心で全ての人が共に生きていける福祉社会を目指しています。
誰もが安心で安全な生活を望んでいます。しかし、複雑化する現代社会ではその思いと相反する出来事が連日のように起こっています。今こそ、共に生きる事・思いやりの心等の大切さが問われていると思います。とくに将来を担う子どもたちの中に思いやりのあるやさしい心が育つことを大切したいと思っています。
■プログラム一覧
▼プログラム名(団体名)
◎ 対象人数
♫ 時間
¥ 経費
★ 期待できる効果
▼ 地域のバリアフリーチェック (沖縄福祉教育研究会)
障がい者と一緒に地域を歩きながらバリアフリーチェックを行います。障がい者の外出機会を実際に体験するので、地域で暮らす障がい者の現状の一端を知り、自分たちの住む身近な環境について考えるきっかけとなります。また、一緒に活動するので、顔の見える関係ができ、楽しい時間を過ごせます。
◎ 5~10名、10~20名、または1クラス 30名程度
♫¥ 時間、経費は応相談
★ 障がい当事者の方から、実施前後を含めて相談・
アドバイスをもらうことができる。
・バリアフリーに対する知識を深めることができる。
・日常的に障がい者や高齢者のお手伝いができるようになる。
・一緒に地域を歩く楽しみや問題点が共有できる。
▼ 地域の福祉マップ作成体験 (沖縄福祉教育研究会)
バリアーフリーチェックや車椅子体験、アイマスク体験等の成果を踏まえ、障害者福祉の視点から学校周辺や地域の状況についてマップに描きます。作成後は、マップ作りの趣旨と問題・課題についてグループ発表します。障がい当事者からアドバイスを受けながら作業を行うことができるので、障がいへの理解と併せて効果は大きいです。
◎ 5~10名の少人数単位で、グループの数は4~5程度が適当
♫ 2時間×2回(応相談)
¥ 経費は応相談 ・体験学習のふりかえりとその成果
(障がいの理解、福祉の関心)のバロメーターとなる
★ 福祉の視点から住み良い地域社会へ関心が芽生える
・マップづくりはグループによる協働作業のトレーニングになる
▼スポーツを通した障がい者理解ワーク 車イスサッカーを体験しよう (沖縄県車いすサッカー協会)
当事者を含むスタッフ6名による車いすサッカーを実演した後。子どもたちも4名一組になって車いす操作を体験し、大きなサッカーボールに触れます。その後、チームに分かれて試合開始を行い、ふりかえります。体験した感想や質問、障がいがあってもできるスポーツについてやりとりを行います。
◎ 20~30名(1クラス)
♫ 120分
¥ 14,000円
★ メンバーによる講話や、毎年12月に開催する車いすサッカー大会への参加も提供できます。
・障がいを持つ人を身近な存在に感じることができる
・障がいの「できない体験」ではなく「できる体験」をすることで、
障がいに対する肯定的な理解を育てる
・楽しみながら、体験学習を行うことができる
・問題意識を持つことにつながる
▼サウンドテーブルテニス&暗闇体験交流会 あなたにその音見えますか (わくわくSTT)
生徒・教師・視覚障がい者・ボランティアが一緒になって、サウンドテーブルテニス(STT)を通して交流を行います。真剣に競技を競いながらも楽しいひと時を過ごします。また、暗闇の部屋で、視覚障がい者に誘導してもらいながら、暗闇を体感します。視覚障がいの日常を体感したり、明るい場所で忘れている別の感覚を呼び起こします。
◎ 5~40名
♫ 約180分
¥ 経費は応相談(遠隔地は交通費は別途)
対象人数により時間が異なる。視覚障がい者3名、晴眼者3名、計6名のスタッフ。
★ 視覚障がいについての情報収集や、アイマスク・ガイドの体験学習を
やっているとより効果的
・視覚障がい者の誘導や、お茶の提供等、無意識のうちにボランティアをする
(見る)機会になる。
・社会のバリアを除去する必要性を気づく
・一緒に汗を流すことで、お互いの交流になり、障がい者と自然にふれあえる。
・障がい者を個人として意識するきっかけになる
▼障がいを理解するためのワークショップ (県・市町村社協)
「1分間ゲーム」「出会いのじゃんけん」「おもいやりのいす取りゲーム」「目隠しじゃんけん」「集合ゲーム」などのゲームを通して、障がいや違い、福祉について学ぶワークショップ
◎ 15~40名(1クラス単位)(小学校4年生以上)
♫ 90分
¥ 経費は応相談
★ 年間計画の企画や継続的な取り組みについて企画段階から相談にのります
・「違い」を理解し、個を尊重する視点に気づく
・「障がい者はかわいそう。助けてあげよう」という固定的な福祉観を乗越える。
▼リクエストセミナー(高齢者擬似体験・車いす体験) (沖縄県介護実習・普及センター)
高齢者擬似体験:体験キッドを装着して、階段を上ったりコップで飲み物を飲んでみたり寝転んだりとお年寄の体験をします。
車いす体験:実際に車いすに乗り、自分で坂道をこいだり、介助して段差を登ったり降りたりして体験。
◎ 20~40名(1クラス単位) (小学校4年生~高校3年生、専門学校・企業等)
♫ 2時間~2時間30分
¥ 経費:応相談 ・相手の気持ちになって考えて行動することの大切さを感じる
★ 歳を取ることや体に障がいが起ることも決して他人事ではなく身近に起こりうることを実感できる。
・擬似体験を通して体で感じて考えることができる。
▼自閉症の疑似体験 (自閉症児者親の会まいわーるど)
一見わかりにくい行動をする自閉症のある人たち。どうして変わった行動をするのか、自閉症の立場になってものの見方感じ方を体験します。自閉症すごろくと○×クイズ付き。見え方・聞こえ方・ことばの理解の仕方、独特の感覚を体験してみることで自閉症を理解することが楽しくなります。
◎ 30~50名(小学校高学年から)
♫ 2時間、
¥ 経費は応相談 ・自閉症の特性を理解することができる。
★ 誤解や偏見を取り除くことができる。
・自閉症のある子と仲良くなれる。
・上手に遊べるようになる。
▼薬物依存症からの回復と援助 (沖縄DARCリハビリテーションセンター)
薬物依存症からの回復と援助をテーマにした講演、薬物依存症をテーマにした寸劇、薬物依存症者本人たちによるエイサー演舞等を行います。当事者が伝えることで、薬物依存の怖さだけでなく、依存症になること、回復しようとすることの両面を具体的に知ることができます。
◎ 何名でも可
♫ 1時間前後、
¥ 経費は相談にのります
★ 薬物依存症は、意志や性格の問題ではなく、病気であることを知る
・当事者の話をきくことで、薬物に依存することの怖さやつらさを知る
・回復する場と仲間の手助けによって回復が可能であることを知る
▼食べ物を大切に(フードバンクセカンドハーベスト沖縄)
食べ物が日本でどれくらい捨てられているのかを、クイズや質問を出しながらデータや重さで実感します。また一方で毎日の食事に困っている人がいることを知り、フードバンクがどのように活動しているのかなど、食べ物の大切さを学びます。
◎ 1クラス~学年単位(小学生~高校生)
♫ イ1時間半
¥ 経費は応相談
★ 捨てられている食べ物のことを知ることで、食べ物を大切にする気持ちを育むことが出来る。
・年齢に関係なく、個々ですぐにフードバンク活動を実践できる。