★平成22年度市町村社協災害マニュアル作成研修会★
9月9日(木)に開催された研修会の簡単な報告をします。当初、8月31日に行われる予定の研修会でしたが・・・なんと台風直撃!!!! やはり台風や自然災害は、予期せぬときに起こり得るものであると実感しました。
【 「災害」 が来たときに、社協としてどのように住民を支えるのか】
【そして 「災害」 が来る前に、社協として何をすべきか】
・・・今回の研修はこれらの事を再確認することができました!
振り返りスタートです!!
■■平成22年度市町村社協災害マニュアル作成研修会
第1回 市町村社協災害対応マニュアル策定の意義と具体的取組み方法を学ぶ!
日時:9月9日(木)9:20~16:30
講師:桑原英文(JPCom事務局長)
対象①市町村社協 事務局長・課長・ボランティア/災害担当職員
②全日程参加可能で今年度マニュアル作成に取り組める社協
※今回は16の市町村社協と県社協、1行政から36名の参加がありました。
==桑原さんの講演==========
『社協が災害対策に取り組む意義~災害から「命」と「くらし」を守るために必要なこと~』
桑原さんからは、日頃の地域福祉活動を災害時に活かす視点や講師自身が災害現場で経験した被災地の状況や社協の活動の様子が伝えられました。
特に印象に残った言葉
“災害時の支援は究極の地域福祉活動の延長線上である”
災害の時に、崩壊した地域やその住民、ボランティアさんなど、社協(災害ボラセン)が全て対応できるわけではありません。
だからこそ、日頃から“災害”の視点を持った福祉活動が大切です。「もし災害がおきたら・・・地域のキーパーソンは誰か。/要援護者になるのは誰か。/地域資源をどう使うのか。。。」意識するだけでも視点が変わってくると思います!
つまり、私達が目指す方向はコレです!!
【日頃から支えが必要な方を真ん中にして「支えあえる」地域づくり】
【災害時は日ごろのつながりや取り組みを活かして「助けあえる」地域に】
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また、“支援力”と“受援力”のお話も印象的でした。
災害時は被災者を支援することは、もちろん大切です。しかし、その支援を受ける人が拒んだらどうしますか?
被災地では、支援をうまく受け入れる事も復興への近道となります。「災害が起きたら、どんな支援があるのか」、「災害ボラセンの役割は何か」ということを把握している住民を増やす事も、社協には求められています★
==グループワークへ・・・========
その後は、各市町村社協に分かれ、チェックシートを基に日頃の組織体制や地域課題を振り返りました。そして、災害時の緊急性と重要性を整理することで、マニュアル作成に向けて「まず、やるべきこと!できること!」を見出していきます。
お昼休憩をはさんだ後は、災害対応策として、今後どのように取組んでいくのか、そしてその手順等を各市町村社協で具体的に考えてみました。
そして、取組んでいく上で必要になるものは何か。また、それを実施する事で期待される効果も考えました。
桑原さんにもアドバイスを頂きながら・・・それぞれの社協で取組むことが決まっていきます。
これを基に、第2回(2月10日)までの間で作業を行ってもらいます。そして、再度桑原さんを講師に、課題の共有等やフォローアップをしていただきます。その間、県ボラセンでは相談やフォローもしていきます。一緒に取り組んでいきましょう!!各社協がどのように取組が進められていくのか・・・私たちも楽しみです★
以上で研修会の報告を終わります。
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おまけ
今回も社会福祉ライブラリーから、災害マニュアルや災害ボラセンに関する資料を用意しました。実際にあった大震災の時の写真集等は、マニュアルを作成する際にとても役に立つと思います。何か、資料が必要な時は社会福祉ライブラリーまで♪